ブラックベリー
ブラックベリーの特徴
つる性の丈夫な果樹。木立性になるラズベリーやブルーベリーと異なりネットなどにつるを誘引する手間はかかりますが、育てやすく無農薬栽培も可能で家庭園芸に向いています。狭義にはセイヨウヤブイチゴをブラックベリーと呼びますが、園芸では似ている種や交配種もひっくるめてブラックベリーと呼ばれることが多いです。花は一重の白花。実は黄緑色から赤色になり、その後に黒く熟します。葉は三出複葉で鋸歯が目立ちます。株はつる状に伸び、枝にはまばらに鋭いトゲがあります。トゲのない品種も出回ります
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:適湿を好むが、乾燥にも比較的強い
寒さ:強い 土が凍るような寒冷地では保護する
季節・開花時期:5~6月
ブラックベリーの育て方
とても丈夫な果樹で、日当たりと水はけのよい場所に植えれば簡単に実を楽しめます。暑さに弱いラズベリーとは異なり、暑さにも乾燥にも強い性質で暖地向きです。寒さにやや弱いとされますが関東平野部程度の寒さなら問題なく冬を越します
管理:放任すると他の植物や、お互いの枝同士で絡まるので枝が伸びたら適切に誘引します
剪定:落葉期 枯れた枝は季節を問わず根元から切り取ります。年数を経た枝も実つきが悪くなるので3~4年目の枝は株元から切り取ります(実際には自然に古い枝は枯れてくるので年数を考えなくても分かります)。そのほかは長く伸びた邪魔な枝を切り詰める程度にします
肥料:落葉期に寒肥を与え、収穫後にお礼肥として緩効性肥料を与えます。どちらも多肥の必要はありません。やせ地でもそれなりに実をつけてくれます
収穫:黒く熟したらヘタの上で切り取って収穫します。生でも食べられますが酸っぱいため、ジャムやジュースにされることが多いです
病害虫:アブラムシやハダニ程度です
ブラックベリーのデータ
科名:バラ科
分類:落葉低木
原産地:北アメリカ、ヨーロッパ
大きさ:背丈1.0~1.5m(2m) 横幅0.5~1m(1.5m) 葉4~7cm前後(互生)
主な見所:花(5~6月)、実(7~8月)