バーバスカム
バーバスカムの特徴
バーバスカムの仲間では大型のビロードモウズイカが以前から植えられてきましたが、園芸では見かける機会が減ってきています。ですが、最近では比較的小型で花色豊富なフォエニセウムの改良品種が出回り再び注目されるようになりました。花は長い花茎を伸ばして穂状に咲き、花色は黄色、薄黄色、薄ピンク、濃紫、白などがあります。花は下側から咲き上がってきます。高性種と矮性種があり、両者で花茎の伸びがかなり違います。葉は楕円~長卵形でしわが目立ちます。ビロードモウズイカは白い毛が生えシルバー色ですが、フォエニセウム系は毛がなく濃緑色です。株は低いロゼット型で花期になると長い花茎を伸ばします
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:やや乾いた環境を好む、ジメジメは苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:4~7月
バーバスカムの育て方
日当たりと水はけのよい場所に植えます。乾燥には強いですが、ジメジメした環境は苦手です。特に夏は注意が要ります。フォエニセウムは二年草扱いにされることもありますが、風通しと水はけに配慮すれば暖地でも夏越しは十分可能。一方でビロードモウズイカの花後の夏越しは難しいです
管理:花が終わったら花茎ごと切り取ります。できれば終わった花ひとつひとつを摘み取るといいでしょう
肥料:緩効性肥料を春と秋に与えますが、肥沃な土なら無理にあげなくても構いません
病害虫:これといった害はありません
バーバスカムのデータ
科名:ゴマノハグサ科
分類:常緑多年草
原産地:ヨーロッパ南部・西アジアほか原産
大きさ:背丈30~130cm 横幅20~50cm
主な見所:花(4~7月)