ガーデン用品屋さんの花図鑑 ネフロレピス

ネフロレピス

ネフロレピスの特徴

羽状に葉茎を伸ばして、びっしりと葉をつけます。全体としてみると、葉茎が垂れ下がって優雅な姿をしています。そのため吊鉢によく用いられます。様々な種類がありますが40~50cmくらいの大きささのものが多く、やや広い場所が必要になります。コンパクトな品種の「ツデー」でも適した環境ではすぐ大きくなります。乾燥した空気を嫌い、空中湿度の高い環境を好むます。寒さには強いほうで、室内で保護すればほぼ冬越しできますが、屋外では乾燥した風に当たるため枯れやすいようです

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~日陰を好む 幅広い条件で育ち、日光量によって葉の印象が変わります
水やり:やや多め
育成環境:湿度の高い場所を好む
寒さ:弱い 室内で越冬させます
季節:周年
主な品種:ツデー

 

ネフロレピスの育て方

半日陰~日陰だと葉は柔らかく葉茎は長めになり、日当たりが良いと葉が硬く、葉茎は短めになります。どちらがよいかは好みの問題で、どちらも魅力があります。秋~春は直射日光に耐えますが、急に当てると葉焼けするので徐々に慣らすようにします。夏は必ず遮光します。水は鉢が乾いたらすぐ与えます。水切れよりも乾燥した空気を嫌い、湿度が高いとよく育ちます。水やりのほかに霧吹きをかけるなどして湿度を保つようにします。冬は空気が乾燥しやすいので、水やりは控えめにしても霧吹きは続けます

管理:枯れた葉は元から切り取ります。一度チリチリになってしまうと回復は困難なので、新しく株を求めたほうが良いかもしれません。株が枯れていなければ芽は出しますが、元通りにするのは困難です
肥料:比較的肥料を好む植物なので、液肥か緩効性肥料を控えめに与えます
冬越し:やや乾かし気味にしますが、完全には乾かしません。霧吹きは続けます
病害虫:ほとんど悩まされません

 

 

ネフロレピスのデータ

別名:セイヨウタマシダ
科名:タマシダ科 / ツルシダ科
分類:常緑多年草
原産地:世界各地
大きさ:背丈20~50cm 横幅20~60cm
主な見所:葉(周年)