キョウチクトウ
キョウチクトウの特徴
夏の暑い時期に長期間花を咲かせます。大気汚染や暑さ、乾燥といった都市環境にも強く、街路樹や公園など公共の場にもよく用いられています。原産地はインドですが、すっかり関東以南の日本の環境に順応し、自生のような姿も見られます。花は赤~白系の花序をつけ、葉は珍しい三輪性、細長く肉厚で葉脈がはっきり浮き出る独特の形。株は球状になります。別種のセイヨウキョウチクトウもあります
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:強い湿潤環境は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:6~10月
成長速度:やや早い 成長はやや早いです
移植:春~秋 移植は容易です。ただし冬期の植え替えは避けましょう
キョウチクトウの育て方
とても丈夫な花木です。日当たりの良い場所を好み、日当たりが悪いと徒長し花つきも悪化します。やや乾燥した場所を好み砂質土でも育つほどですが、逆に過湿は苦手なので植え付けの際は腐葉土などで水はけをよくします。寒さにやや弱いので、冷え込みの厳しい地域では苗木のころに防寒しましょう(南関東以西の暖地では不要)
管理:普段は放任でかまいません。樹高を保ちたい場合は毎年剪定します
剪定:春(新芽がでる前) 自然樹形を楽しむ場合は内側の弱い枝や、飛び枝を切る程度とし剪定しません。2m程度の低い背丈を保ちたい場合は、高くなった主幹を根元から切り、更新しつつ樹高を保ちます。それよりさらに低くする場合は根元から0.5~1m程度のところで一気に刈り込みます
肥料:順調に育っているようなら施肥の必要はありません。花つきが悪いようなら早春に寒肥を施します
病害虫:アブラムシが発生しますが、深刻な被害にはなりません
キョウチクトウのデータ
科名:キョウチクトウ科
分類:常緑低木~小高木
原産地:インド・地中海沿岸
大きさ:背丈2.0~3.0m(5m) 横幅1.5~2.5m(4m) 葉12~25cm前後(対生)
主な見所:花(6~10月)