ガーデン用品屋さんの花図鑑 カンナ

カンナ

カンナの特徴

大型種は2m近くになり葉も大きく夏花壇でひときわ目立ちます。明るく鮮やかな大きめの花を長期間咲かせます。花色が豊富でオレンジ系を中心に幅広くそろい、黄色にオレンジの斑点が入る変わった花色のものあります。ゆったりとした大きな葉は抽水植物のように水をはじいて水玉ができます。銅葉や斑入りなど葉をメインに観賞する品種も人気があります。大~中型種のほかに40cm前後の矮性種も出回り、こちらは鉢植えでも育てられます。矮性種の中にはタネから育てる品種もあります

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 水切れに気をつけていれば、育てやすい
日光:日向を好む
水やり:適量~多め
育成環境:常に水切れさせないようにする
寒さ:やや強い
季節・開花時期:7~11月
主な品種:トロピカル(ローズ)、ビュー、ヒロムナ

 

カンナの育て方

球根の植えつけは十分暖かくなった4月下旬~5月ごろが適期。植え付け時は深植えせず、芽が出たら少し覆土して深さ5cm程度とします。日当たりのよい場所で育てます。半日陰ではなかなか花をつけてくれません。やや湿った場所を好み乾燥には弱いので水切れに注意します。鉢植えの場合は夏の間だけ腰水栽培するのも手です。暖地では地植えの場合、マルチング程度で冬を越します。北関東以北の寒冷地では葉が枯れ始めたら掘り上げます。球根は乾燥に弱いので少し湿らせたバーミキュライトと一緒に発泡スチロールなどに入れて室内で冬越しします

管理:枯れた花は見苦しいので切り取ります。高性種は支柱で支えた方が良いでしょう
肥料:しっかり肥培すると成長がよくなりますが、チッソ肥料のあげ過ぎは葉ばかり茂ることになります。リン酸分の多い元肥のほかに緩効性肥料を適切追肥します
病害虫:あまり被害を受けません
タネから:
「トロピカル」の芽
一部の品種はタネから育てることができます。タネは大きく、発芽率はやや悪いですが育成は楽です。発芽や成長に20度以上欲しいので5月中旬以降にまくと上手くいきます

 

 

カンナのデータ

科名:カンナ科
分類:春植え球根・多年草扱い
原産地:熱帯アメリカ原産
大きさ:背丈40~200cm 横幅40~100cm
主な見所:花(7~11月)