エランティス
エランティスの特徴
日本にも自生するセツブンソウの仲間で、写真のヒエマリスおよび、シリシカなどと交配した品種が出回っています。春に花茎を伸ばして小さな花が咲きます。黄色い部分は花弁ではなくガクです。花後に伸びる葉は手のひら状で光沢があります。花期も生育期間もとても短い植物であっという間に終わってしまいます。2月に咲くこともあるセツブンソウとは違い、主な花期はやや遅めの3月頃です
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 適地に植えれば難しくないが、夏越しは涼しく保つこと
日光:日向を好む 冬から春は日当たりのよい場所に、初夏以降はなるべく日陰に植える
水やり:適量
育成環境:適湿を好みます
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月
エランティスの育て方
球根の植え付けは10月頃に行い、植え付け深さは4~5cm(鉢は2~3cm)ほどにします。日当たりと水はけのよい、肥沃な土の場所に植えます。生育期間は早春~春なのでその間だけ日が当たればよいです。地植えの場合は初夏以降木陰になるような場所がよく、鉢植えの場合は日差しが厳しくなってきたら半日陰、葉がなくなったら雨の当たらない日影に移動します。比較的丈夫な花で適地に植えれば数年は植えっぱなしにできますが、小さいうえ暑さにやや弱いので、条件が悪いといつのまにか消えてしまうこともあります
管理:花がらを摘み取ります。込み合ってきたら葉が枯れたころに掘り起こして分球し、秋に植え直します。日差しが強すぎたり、ジメジメする条件が悪い場所に地植えしている場合も毎年掘り上げた方が安全です
肥料:秋に緩効性肥料を与え、葉の展開以降はカリ分の多い肥料と液肥を与えます
病害虫:ほとんど発生しません
エランティスのデータ
別名:エランシス、セイヨウセツブンソウ、キバナセツブンソウ
科名:キンポウゲ科
分類:秋植え球根
原産地:アジア~ヨーロッパ
大きさ:背丈5~15cm 横幅10~20cm
主な見所:花(3~4月)