ブルーベリー
ブルーベリーの特徴
青紫の実とともに白い花や紅葉も楽しめます。果樹の中では丈夫で病害虫も少なく、低木程度の扱いやすい大きさで、一般家庭での無農薬栽培にピッタリです。いくつかの品種郡にわかれ、気候によって種類が選べるというとてもありがたい植物で、大きくは寒さに強いハイブッシュ系と、暑さと乾燥に強いラビットアイ系に分かれます。品種改良は実を主としていますが、品種によっては樹姿や花色などが異なります。ツツジ科の樹木の中でも特に強酸性用土を好みます
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む 真夏は遮光した方がベター
水やり:適量
育成環境:適湿を好む ※種類によって異なる
寒さ:強い ※種類によって異なる
季節・開花時期:4~6月(花)、6~8月(実)、11~12月(紅葉)
成長速度:やや遅い~やや早い 成長はやや早いです
移植:落葉期 移植はやや容易です
ブルーベリーの育て方
とても丈夫な果樹です。日当たりと水はけのよい場所に植えますが、丈夫なサザンハイブッシュ系の一部の品種は半日程度日射でも十分育ちます。比較的乾燥には強いものの、乾燥がひどいと葉や果実が落ちるので鉢植えの場合は注意します。根が浅いので夏はマルチングを行い根を保護します。ポイントは強酸性用土を好むこと。植栽する土にピートモスを多めに混ぜて酸性度を高めておきます。ph5.0程度は必要です。鉢植えの場合は基本用土をピートモスにしてしまうとよいです。通常は受粉には他品種が必要です。受粉樹のいらないといわれる改良品種も、できれば他品種と一緒に育てることで実つきが目に見えてアップします。病害虫に強く、無農薬栽培も十分可能です
管理:苗木を植えた場合、2年程度は花芽を摘み取って養生します。成木を植えこんだ場合はその処理はいりません
剪定:落葉期 落葉期に邪魔な混み枝や、内側を向く枝、下向きの枝などを切り取ってスッキリさせます。花芽のある太い枝は強く切り詰めないようにします。細い枝には実をつけないので、これも切ります。ハイブッシュ系は実をつけた枝は3年程度で劣化するので更新します。ラビットアイ系は劣化が遅いので倍の6年程度を目安にします
肥料:果樹には珍しく多肥の必要がないので、冬に有機肥料を袋の表記よりやや少なめに与えます。さらに6月頃に追肥すると勢いが保てます
病害虫:比較的強いですが、葉に斑点が出る葉枯病がたまに発生することがあります
ブルーベリーのデータ
科名:ツツジ科
分類:落葉~半常緑小高木
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈0.5~3.0m 横幅0.4~1.5m 葉3~10cm前後 ※種類により差がある
主な見所:花(4~6月)、実(6~8月)、紅葉(11~12月)