ジャーマンアイリス
ジャーマンアイリスの特徴
アイリスの園芸品種で花色がとにかく豊富。緑花以外は黒まで揃うバラ並みの花色の多さです。さらに上下の花弁の異なる二色咲きの品種もあります。花はやや大型でダッチアイリスよりもよく目立ちます。葉は幅広で剣のように葉先が尖ります。株は適地ならよく広がります。高温多湿な環境が苦手な一方で条件に合えば非常に丈夫という、やや極端な性質を持っています。太い根茎を持っていて球根植物のように扱われることもありますが普通は宿根草として苗で売られている場合がほとんどです
育てやすさ:★~★★★ 条件が合えば育てやすいが、悪ければ難しい
日光:日向を好む
水やり:少量
育成環境:乾いた環境を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:5月
ジャーマンアイリスの育て方
条件に合えばほぼ放任で育つほど丈夫なので、植え付け場所の選択と土づくりが大きなポイント。日当たりと水はけの良い場所を好みます。特に土壌のジメジメを嫌うので条件が悪いようなら土壌改良の上で高植えしたりして工夫しましょう。酸性土壌を嫌うので苦土石灰などで中和しておきます。根茎の上が半分出るくらいの浅植えにします。深く植えると軟腐病の元。植え付けは秋が適期です
管理:花が終わったら必ず摘み取ります。株分けは秋が適期。根茎の芽が出ているところをつけて分けます。その際は葉を半分程度切って過度の蒸散を防ぎます
肥料:涼しくなってきた秋に緩効性肥料を与えます
病害虫:ジメジメした環境では軟腐病(根茎がドロドロに溶ける)が発生しやすい。ほかの病害虫には強いです
ジャーマンアイリスのデータ
科名:アヤメ科
分類:夏緑性多年草
原産地:園芸品種
大きさ:背丈60~100cm 横幅40~80cm
主な見所:花(5月)