ガーデン用品屋さんの花図鑑 エリスロニューム

エリスロニューム

エリスロニュームの特徴

日本原産のカタクリの仲間で、北アメリカ原産のツォルムネンセの改良・交配品種のパゴダが出回っています。他にも種類がありますが出回る量はかなり少ないです。カタクリは桃~赤紫色の花ですが、パゴダは鮮やかな黄色花で比較的大きくなります。葉は花の出る前の春先に出し花を咲かせた後、梅雨ぐらいには地上部がなくなります。パコダは大型で目立つうえ、カタクリや他の園芸種ほど育成が難しくないのでよく見かけます

育てやすさ:★★簡単~★★★やや難しい 品種によっては比較的簡単なものもあり
日光:春までは日向、初夏以降は半日陰が好ましい
水やり:適量
育成環境:適湿を好みます
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月
主な品種:パゴダ、カタクリ

 

エリスロニュームの育て方

球根は10月前後に植えつけます。あまり遅く植えつけると当年は花が咲かないこともあります。やや深植えで5cm程度の深さに植えつけます。鉢植えの場合も浅めに植えつけず長い大きな鉢を使って深さを確保します。明るめの半日陰の場所に植えつけます。大きな樹の木陰になる場所が最適です。水はけのよい肥沃な用土が好みなので植え付け前に腐葉土をたっぷり混ぜ込みます。暑さに弱いので夏は涼しく過ごさせますが、パゴダならば上記の条件を守れば放任でも大丈夫です

管理:花が終わったら根元から切り取ります。春先までは葉がないので、鉢植えの場合は植えつけたら水を切らさないように管理します
肥料:リン酸分の多い元肥を、花後にカリ分の多い肥料を与えて来年に備えます
病害虫:ほとんど発生しません。性質の弱い種は暑いと腐敗しやすいです

 

 

エリスロニュームのデータ

別名:西洋カタクリ、黄花カタクリ、エリスロニウム
科名:ユリ科
分類:秋植え球根
原産地:北アメリカなど
大きさ:背丈10~35cm 横幅25~40cm
主な見所:花(3~4月)