エラチオール・ベゴニア
エラチオール・ベゴニアの特徴
交配により作られたベコニアの園芸品種。鉢花として人気が高いです。花は小輪から大輪、一重から八重など様々な咲き方の違いがあります。花色豊富で赤や黄色系を中心に数多くそろいます。真夏以外はほぼ一年中店頭に出回っており、条件が合えば四季を通じて花を咲かせます。葉は左右非対称の腎形で、やや濃い目の緑色。株はこんもりまとまります
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 涼しい時期は丈夫、暑さには弱いので注意
日光:半日陰を好む 真夏は明るい日陰に移動させる
水やり:適量
育成環境:乾燥も多湿も苦手
寒さ:弱い
季節・開花時期:真夏以外
主な品種:ベルセバ、ヴァレンティーノピンク
エラチオール・ベゴニアの育て方
レースのカーテン越しの日差し程度で十分で、あまり強いと葉焼けを起こします。特に初夏~秋の直射光は遮光した方が良いでしょう。通気性のある水はけのよい土を好みます。土の表面が乾きだしたら水を与えますが、葉が鉢を覆うようにこんもりするため、土の乾き具合が分かりづらいので水切れに注意しましょう。底面給水鉢にすると管理が楽になります。一年を通して室内で管理するのが普通ですが、真夏を除く春から秋は屋外に置いて観賞することも可能です。その場合は室内栽培同様、強い日差しを避け雨の当たらない軒下に置きます。真夏や冬は室内に取り込みます。室内ではエアコンの乾燥した風が直接当たらないようにします
※エラチオールベゴニアの大部分の品種は交配の結果により短日植物と長日植物の両方の特徴をもっています。やや短期間の短日処理を行うことで、さらにたくさん花を咲かせます。短日処理をしなくても花を咲かせることが多いですが、店頭で購入した時のような豪華な花つきにはなりません
管理:花がらや枯葉は摘み取ります。大部分の花が終わりかけたら、下から4節程度残して全体を切戻します。切戻し後にある程度育ってきたら、下記の短日処理を行います。植え替えは春と秋が適期です
短日処理:箱や段ボールなどを一日14時間程度すっぽり上から被せて人為的に暗くし、これを10日程度続ける比較的短期間の短日処理を行います。切戻し後に全体が育ってきたら行うとよいでしょう。注意点として、短日処理は途中で中断すると効果がなくなるので、必ず毎日行うようにします
肥料:緩効性肥料を生育期に与え、開花中には液肥肥料を併用します
病害虫:イモムシやハダニが発生することがあります
エラチオール・ベゴニアのデータ
別名:リーガース・ベゴニア
科名:シュウカイドウ科
分類:常緑多年草
原産地:園芸品種
大きさ:背丈20~50cm 横幅20cm~50cm
主な見所:花(真夏以外)