ガーデン用品屋さんの花図鑑 アメリカフヨウ

アメリカフヨウ

アメリカフヨウの特徴

とても大きな目立つ花を咲かせるハイビスカスの仲間です。原種は大きくて立派ですが、園芸では主に矮性の改良・交雑品種がよく出回っています。花は一重の丸型で15cm以上になり、花色は赤からピンク、白があります。一日花でひとつの花はすぐしぼんでしまいますが、夏から秋にかけて次々に花を咲かせてくれます。葉は花に比べるとやや小さめの卵形で、株は自然と分枝してこんもりそだちます。熱帯の花のような印象ですが北アメリカ原産なので耐寒性があり、葉や枝は枯れますが平暖地では屋外でも冬を越す宿根草です

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:強い乾燥には弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:7~9月

アメリカフヨウの育て方

日当たりと水はけのよい、あまり乾燥しない場所に植えつけます。丈夫な花なので適地に植えればあとは特別な管理はいりません。水切れに弱いので地植えの方が楽に育ち、小さな鉢植え等だと管理が難しくなります。原種は1m以上と大きく育つので管理が大変ですが、矮性の改良品種(ディスコベルなど)は40~70cm程度にしかならないので一般的な庭ではこちらの方が合っています。ハマキムシやイモムシが発生しやすいので花がら摘みの際などによく観察しましょう

管理:花は一日花ですが、花がらが残るので摘み取ります
肥料:緩効性肥料を春と秋に与えます
病害虫:害虫が出やすいですが、他のアオイ科に比べ相対的には出にくい印象。ハマキムシやイモムシ(フタトガリアオイガなど)をしっかり駆除します
タネまき:直まきで育てます。育苗は楽ですが春まきの当年の開花はやや難しいです

 

 

アメリカフヨウのデータ

別名:クサフヨウ
科名:アオイ科
分類:夏緑性多年草
原産地:北アメリカ原産(園芸品種)
大きさ:背丈50~120cm 横幅35~100cm
主な見所:花(7~9月)