ガーデン用品屋さんの花図鑑 ベロニカ

ベロニカ

ベロニカの特徴

ベロニカの仲間は数多く、種類によって姿形がまるっきり異なります。大きく分けると穂状の花になるものと、這い性&小花を咲かせるタイプになります。穂状の花になる代表種のスピカータとロンギフォリアは青~青紫色の細かい花を咲かせます。それ以外の花色もありますが出回る量はやや少ないです。店頭に出回っている苗は矮性処理されたものも多く、次の年は大きくなってビックリすることもあります。這い性種の代表のペドゥンクラリスの改良品種のオックスフォードブルーは、春に小さな一重の花を咲かせ、寒い時期には赤茶色に紅葉し青い花との対比が綺麗です。他にもあまり背が高くなりませんが横に広がるオーストリアカやトウテイランなど様々な種類、品種が出回っています。クガイソウの仲間のベロニカストルムも同じように栽培されています

育てやすさ:★~★★★種類によって難しさが異なります
日光:日向~半日陰を好む 夏の西日は遮光した方がベター
水やり:適量
育成環境:適湿を好い、夏の多湿は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:3~10月

ベロニカの育て方

日当たりから明るい半日陰で十分花が咲きます。真夏の直射光は強すぎるので遮光するか午前中のみ当たるようにしますが、地植えで乾きすぎない土ならそのままでも大丈夫なことが多いです。水はけ、水もち、風通しの良い場所が適地です。高温期の多湿に弱く、夏の間は蒸れさせないように枝を間びいたり、鉢植えなら雨を避けたりします。ただし、乾かしすぎもよくありません。土は肥沃なものを好みます。スピカータやロンギフォリア、オックスフォードブルーはそれほど気を使わなくても夏越ししますが、その他の種の中にはかなり暑さに弱い品種もあるので注意します

管理:花後は枯れた穂を切ります。調子が良ければ脇芽が伸びて二番花を咲かせます
肥料:春と秋に緩効性肥料を与えます
病害虫:ほとんど発生しません

ベロニカのデータ

科名:ゴマノハグサ科
分類:半常緑~常緑多年草・夏緑多年草
原産地:ヨーロッパ~アジア
大きさ:背丈25~80cm 横幅20~80cm
主な見所:花(3~10月)※種類によって異なる