アマリリス(ヒッペアストラム)
アマリリス(ヒッペアストラム)の特徴
※アマリリスという名称は、かつてアマリリス属に分類されていたことからきています。現在はヒッペアストラム属に変更されていますが、ヒッペアストラムという名前が言いづらいことと、アマリリスという名前が定着しているため、現在でもアマリリスという名で販売されることがほとんどです
大きめの美しい花を咲かせる春植え球根。原種はほとんど出回らず、交配された園芸品種が多数出回っています。花は整った形の一重で横向きに咲きます。品種により上向きに咲く種や、八重咲き種などもあります。花の大きさもバリエーションがあります。葉は細長く、左右に広がるように伸びます。球根で販売されることが多いですが、ポット苗でも出回ります
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:ジメジメした環境が苦手なので、土の表面が乾いたら水を与えます
寒さ:やや強い 品種によって異なる
季節・開花時期:4~6月
アマリリス(ヒッペアストラム)の育て方
植えつけは3下~4月ごろが適期。植えつけ深さは、鉢植えの場合は球根の高さの3分の2から4分の3程度土に埋め、上部の芽は出します。地植えする場合は球根上部から地表まで0~5cm程度の深さに植えます。霜が降りることがある地方では5cm程度の深さに植えた方が良いです。日当たりのよい場所を好みますが、花が咲くまでは明るい日陰でも構いません。やや乾燥した環境を好むので水はけのよい土に植えます。花後に出る葉を大切にして十分肥培させれば、来年も花が楽しめます。葉が枯れた後の冬越しですが、鉢植えの場合は、霜や雪の影響を受けない軒下に移動します。確実に冬を越したいなら鉢に植えたまま無加温の室内で保管します(水は不要)。寒冷地では室内に取り込んだ方が無難でしょう。地植えの場合は、南関東以西の暖地なら寒さに強い品種はマルチングすればそのままでも冬を越し、寒さに弱い品種はマルチングの上、深植えしてあれば軽い霜程度は耐えます。土が凍るような寒冷地では掘り上げた方が無難でしょう
管理:花がらは摘み取ります。鉢植えの場合、植え替えは2~3年に一度、地植えの場合は混み合ったら分球して植え替えます。あまり植え替えを頻繁にしない方が多くの花が楽しめます
肥料:緩効性肥料を定植時に与え、花後にカリ分の多い肥料を追肥します
病害虫:ほとんど発生しません
アマリリス(ヒッペアストラム)のデータ
別名:ヒッペアストラム、ヒッペアストルム
科名:ヒガンバナ科
分類:春植え球根
原産地:中央~南アメリカ(園芸品種)
大きさ:背丈50~100cm 横幅30~50cm
主な見所:花(4~6月)